森のアスラーダ製作記

森について。最近RCを始めた私の高校時代の同級生。初の購入RCタミヤF201から、GPツーリングへと楽しんできていますが、DDはまったく知らない今時?の遅咲きラジオタ。文面に一部「?」な部分、不適切な表現が含まれる場合がありますが、ご了承ください。(笑)

 

昨年8月にひょんな事からラジコンを始めました。プラモをガキの頃から始め、御多分に漏れず、ガンプラにはまり、飛行機、車など作り、社会人になり、しばらく離れていましたが、仕事でストレスが溜まり、フラっと入った模型屋でガンプラ(PGグレード、Zガンダム)に出会い、20年のプラモの進化ぶりに驚き、ギミックに、「こりゃストレス発散と仕事のアイデアに使える」と購入。そこから模型熱が復活、大人の煩悩が一気に暴走、工具を大人買い、キットも大人買い、ガンプラなんかHGなんてショボイもんなんか買えるか!MGで揃えたると月2個ペースで作り倒しました。

でプラモ熱が一通り落ち着いた時にラジコンですわ。会社の上司がラジコン好きで訳判らんトークをするんですよ。そんな中で、「私の友人にラジコン好きいますよ」の一言で紹介する羽目になり、休みにこのTIME TUNNEL管理人の田中氏を連れてはるばる埼玉の加須サーキットまで出向いたんですね。そしたら、わざわざこの田中氏、私の為に用意してくれてたんですね、タミヤのTTとかいう電動カー。とりあえずやってみると、まともに走らないんですよ!出て行ったー、曲がんねー(アクセル放せ)!曲がり過ぎ(ステア加減しろ)!向かって来ると右左判らず視界から消える(コースアウト)!何がおもしろいの、これ?と辞めようとするもラジコンサーキットってのは始めたら夕方まで帰れない。田中はせっせとバッテリー充電し虐めのようにプロポを私に握らせる。TTがボロボロ(最初は新車だった)になるも、けなげに壊れず走りやがるんですよ、視界から消えるたんびに「お、成仏したか」と思うとゾンビのように充電されたバッテリーと共に復活しやがる。やるな、タミヤ!。っで4パックあたりから視界から消えずに帰ってくるTTが微笑ましくなり、帰りには片手にはタミヤF201初心者セットが握られてました(ミイラ取りがミイラになった)。そんなこんなでプラモからラジコンに転換し半年が過ぎ、このアスラーダを作る事になったんですね。

プラモ作ってたもんにはラジコンのポリカボディってのはちょっと許せないんですね、なにがってデティールがシールですよ!穴が黒いシールですよ!、挙げ句にエンジンの空冷の為にウインドウに穴開けなあかんのですよ!(なんでフロントウインドウに穴開けんねん、事故って頭突っ込んだ表現か?)、綺麗なボディが一日でサーキットの壁の色に変色(当り過ぎの結果です)する私が何言ってやがる、作り込んでも瞬間に散るだろってのも判るんですが許せない!黒いシールに空冷穴!。

そんな思いの時に友人が「アスラーダ欲しいです」。この友人、ラジコンとしてのアスラーダで無くディスプレイのアスラーダが欲しいとの事。ならやってやろう、ポリカのアスラーダ。黒いシール抜きでやってやろう!窓に穴開けないで済むよ!走らない(私が)なら作り込める!という訳でアスラーダがどんなもんか判らんがうっぷん晴らしでプラモ的に作製開始です。

↑1)レシピ
タミヤF-103キット 
FERRARI312T3 絶版なんですって、このキット。後輪駆動の扱いの難しいラジコンだそうです、難しいので私には無縁のものですね。キット開けてビックリ、プラボディにメッキウイング!ディスプレイも考えられてるスグレもの!すばらしいコンセプトですね、こ汚いラジコンを家ではディスプレイできるなんて、半年前なら私、泣きますね!今はアルマイト、カーボンのシャシーを撫でて喜びを感じるラジコンオタ化してますので泣きませんが。
シェブロン アスラーダボディ&コンバージョンキット 
色物(珍車)を出すメーカーです。最近シティを出して頂き、好感をもってます。(珍車シティ、屋根切ってカブリオレにして美的を損なわずにエンジン空冷という技を披露、失笑)
フロントタイヤ、サス1セット
6輪なんで当然ですね、絶版キットだけに秋葉原徘徊してかき集めました。
←2)シェブロンボディ
アニメ物という事で半分馬鹿にしてたんですが、出来いいです、これ。しっかりエッジでてるし、丁寧な作り、でもウイングまでポリカってのは、走らせる事考えて無いんでないの?

↑3)F-103作ってみよう
なんとまあ、質素なんでしょ、昔のラジコンって凄いですね、びっくりです。フロントサス見た目ダブルウィッシュボーンかと思ったら、なんじゃこれ、限り無くリジットです。笑いが込み上げる造りです。更にリアサスは、ってなんだこのダンパー。オイルもOリングも無いよ、おもちゃですか?これ、サス入ってないよってシャシーが分割で動くぞ!なんだ、板バネ?スゲーよ昔のラジコン!ガンプラもびっくりの歴史の変貌ぶりですね。F201組んだ時は訳判らんコンマ1単位でノギス買いにドイト走らされ、なんて生意気なんだラジコンって思いムカつきながら何日も誤組しながら格闘した思いが笑いながら2時間程で完了、これ、本当に走るんですか?

↑4)F-103アスラーダシャシー、眺めてみよう
本当に走るのこれ?F-201と比べて改めて、おもちゃっぷりに感動。初めてこいつに出会えたら、3秒で成仏させて上げれたでしょう。
まあ実際、実は高校生の時、田中氏のラジコンを数秒で成仏させたんですが...私は悪く無い、昔の作りが悪いんだという黒い説得力ある言い訳が考えつきました。

↑5)さて弄ろう
アスラーダは未来のF-1です。ボディを見てみるとシャシーが見える所はフロントサスだけみたいです。リア廻りはフルカバードされていて、タイヤしか見えません。と、いう事で弄るのフロントサスのみという事で、サスに目を向けると、キットに入っているものと別購入したオプションサスが形がまったく違う!まあオプションで商売なんですから当然ですね。ここでもう1セット購入で済まそうと思いましたが、まじめに走らせている方に絶版部品(F103のパーツは現在も供給されています。まだ絶版ではないよ)をむやみに買い漁るのは申し訳無いという事で(こんな部品で1000円もまた払うのもなんだし、1000円あればバンダイならガンダム付のGアーマー、長谷川ならF-14トムキャット、アオシマならイデオン買えます....20年前ですが)キットのものをオプション部品のように肉抜きし、オプション部品共々、走る強度必要無しという事で、補強リブを取ッパライましょう。

余談ですがラジコンの部品って偉く高いと思いません?数百円と思いカゴにポイポイ入れてレジに行くと簡単に諭吉さんが消えます。冷静に部品見ると例えばネジ一つが50円だったりするんですよ、ドイトなら同じような物が6円だったりします。私はその6円のネジを大量購入する際、自己申告する紙に個数を適当に書いたりする事があったような気がします。

↑6)サス完成
肉抜き、リブ取りが思いの他難航、理由は固さ。固いですね、なかなか削れませんがなんとか完了。ヒケは削るの面倒臭いんでパテ埋めです。パテは溶きパテを使用。便利な時代です。溶きパテなんて商品が今はあります、20数年前、この溶きパテ作ろうと、タミヤパテを高濃度シンナーで薄めて溶いた時、シンナーで天使が見えた事あります。シンナー買う時、聞かれもしないのに「プラモに使うんです」とも言ったなあ。

 

続く
ヤBACK
NEXTモ
 
HOME