レプリカボディを作る 最終章

ダラダラ続けるのもなんなんで、この辺でまとめなど。

←工場から戻ってきた型2つ。成型で使用されたのは右もグレーの型。木の台は工場でセットされた。

↑色ムラは元々からなので痛みでは無いけど、一番高温にさらされる天井(熱せられたポリカーボ板は始めに天井に付き、そこから一気に真空成型される。)はちょっと荒れてる。黄色のシミも付いている。なんだろ?穴埋めに使った瞬間パテがウレタン樹脂との熱膨張の違いからか凸凹になっている。やはり同一素材でないとダメみたい。

↑白く見えるのが補修痕。中間で色が違っているのは、ウレタン樹脂を2回に分けて流し込んだから。約2キロをいっぺんには流せなかった。

↑型の裏側。意外と空いている穴が少ない。始めに出した工場とは処理が違う。ノウハウがあるのだろう。
←おまけで成型不良の写真。フロントウインドーの下にしわが出来ている。型の保護に被せてきてくれたものだが、もしかしたら納品物以外に結構失敗もあるのかな。
以上で戻ってきた型の説明もおしまい。軽くサンディングすればまた成型できるのだろうが、一生分の枚数(笑)を作ってしまったので、もうこの型を使う事も無いだろう。結構ジャマなので捨てるしかないかな。残念なのは使用されなかったパテ型。このパテ型はアンダーラインを意図的に変更していたので、結果は見てみたかった。
まとめ

・個人によるポリカーボ成型は可能。
  一人だとコスト的に厳しいが、数人の仲間で作れば意外と現実的な値段。
・ウレタン樹脂(レジン、キャスト等呼ばれる物)での原型で問題無い。
・原型補修のパテ等は熱膨張の違いから使用材質に注意。
(小さな気泡等なら神経質になる必要無し)
 できれば同一素材のみでの原型が理想。
・発注先の工場によってコストもノウハウも様々。 見極めが重要。
 ポリカーボを苦手としている工場は止めた方が無難。
・作り過ぎに注意。販売目的なら良いのでしょうが、
  個人の趣味で100枚はちょっとね。

本当はフォグやマフラー等の小物パーツも複製予定だったのですが、疲れたのでしばらくお休み。これでドタバタボディ製作もどうにか終了しました。やはり最後は技術のある成型屋さん次第、という事だったですね。次回は…あるのかなぁ?

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